ヒアルロン酸の特徴・違い

ヒアルロン酸は一般的に分子量により高分子・中分子・低分子に分類されます。
100万程度が高分子、10万~30万程度が中分子、~10万程度が低分子とヒアルロン酸は用途により分子量を調整されています。

ヒアラクト

高分子ヒアルロン酸
分子量が大きく保水作用は高いが分子量故に経皮吸収の場合、吸収性が難しくお肌のハリやシワの改善を期待するためには分子を少なくすることが望ましい。
中分子ヒアルロン酸
浸透性だけでなく細胞間結合を補正する働きを持つと言われ、現在再生治療への応用が期待され注目されている。下記論文の説明でヒアルロン酸の中で中分子ヒアルロン酸だけが創傷治癒の効果期待が持てると説明している。
低分子ヒアルロン酸
分子量の小ささのために細胞を結合できず、真皮層をすり抜け皮下組織まで浸透してしまう。また、全身の組織に広く分布している自然免疫マクロファージに異物として処理されてしまうため効果持続時間が短い。
ヒアラクト

トカゲの尻尾の再生は有名です。

ヒトも妊娠27週までの胎児もこれと同じく元に復元します。
この時期の羊水中に存在するヒアルロン酸は通常のヒアルロン酸の分子量と違い5~40万と中分子量型のヒアルロン酸です。通常化粧水に含まれるヒアルロン酸の分子量は100万以上のものが使われます。これくらいのサイズだと肌に浸透しにくく表面を覆い保湿の効果はあるといった程度です。

そこで分子量を5~10万にすることによって肌の浸透を良くし肌再生を期待してます。
またこの分子量のヒアルロン酸は毛細血管の委縮するとの報告もあり、赤ら顔や傷の赤みに対しても期待が上がります。

ヒアラクト(中分子ヒアルロン酸・乳酸)の特徴

発酵製法(動物由来ではない)により製造されたヒアルロン酸で分子量5-10万のみでできたヒアルロン酸美容液です。

ヒアラクト(中分子ヒアルロン酸・乳酸)の使い方

最初に直接お肌につけてください。はじめは、ぬるぬるした感触がありますが、すぐにさらさらになります。
ヒアラクト(中分子ヒアルロン酸・乳酸)は、それ自体に保湿効果が少ないので、その後、保湿剤を使ってもかまいません。